「なりたい自分を諦めない!」女神降臨 Before 高校デビュー編 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
なりたい自分を諦めない!
本作の大コケは想定内? 想定外?
韓国の人気Webコミックを日本で2部作で映画化。主演はKōki,。
容姿が原因でいじめられていたヒロイン・麗奈がメイクの力で大変身。自分に自信を持つ事を教えてくれる前向きストーリー。
学校の2大イケメン、氷の王子と御曹司とドキドキ三角関係ラブストーリー。
日テレは大ヒットを見込み、大量番宣。イッテQ!で体当たりロケしたナチュラルKōki,は好感だったが…、
大ヒットすると思っていた事に疑問。まあ、これ以上に日テレの自信が大崩壊したのが『果てしなきスカーレット』だけど…。
これでつまらなかったら目も当てられないが、それなりに楽しいのである。
ベタな設定、イケメン2人のキャラもステレオタイプだが、王道の青春×ラブ×コメディ×サクセス。
となると否定派は一斉にKōki,叩きになるが、これは海外デビュー作『TOUCH/タッチ』でも書いたが、女優としての才や魅力はそう悪くないのである。
喜怒哀楽メリハリ、くるくる変わる表情でしっかりラブコメ・ヒロインをし、キュートさいっぱい。
これも『TOUCH/タッチ』で書いたが、昨年は2部作映画の主演や海外デビューも果たし、本来ならビッグブレイクしてもいいのに、何をやっても叩かれる不遇。大スターを親に持つ子供はつらいよ。
その親の下に生まれたのも幸せである。しっかり教育を受けたいい子そうなのが分かる。
本作のヒロインよろしく、めげずに前向きに頑張って欲しいものである。
ツッコミ所は多々。
成績メチャ悪い麗奈がどうやって途中から転校…? あの高校、ハイスペックに見えるけど…。
体育の授業で汗をかいただけでメイク落ち。水泳だったらどうするの…?
すっぴん顔を氷の王子・俊に見られてしまった。秘密にする代わりに言いなりになるが、今のご時世大丈夫…?
意外にもホラー好きで距離が縮まり(伊藤潤二などホラーネタは面白い)、こちらの関係は分かるが、もう一人の御曹司の悠は何がきっかけで麗奈に惹かれたのか…?
そもそもメイクでこんなにも人生様変わりする…? ちと突飛過ぎるが、俊の寝たきりの母親が麗奈のネイルで笑顔を取り戻すエピソードはいい。やはりメイクは女性を元気にさせる。いや、女性のみならず、昨今はメイク男子も。
メイク法はメイクしてる方々にはお手本に是非。
自分を変える/変われるきっかけ。何だっていい。
自分に自信を持つ事。なりたい自分を諦めない。
自分を否定しないで!
それがあなたの魅力。
清々しいくらいのエール。
ただ、解せないのは…
にきび面に眼鏡っこがいじめの標的。原作通りとは言え、偏見を助長させやしないか…?
ルッキズムについて問い掛けているのに、揃いも揃って美男美女ばかり。“普通”や“ブサイク”は日本の映画/ドラマではお払い箱。
これがまだ日本のエンタメ界の現状。
麗奈はメイク専門のスクールを目指し、俊は母親のケアの為に海外へ、悠は夢だったアーティストへ。
各々の進む道と恋の行方。
すっぴん顔に気付く/気付いてない時点でどちらを選ぶか察し付くが…。
