Michael マイケルのレビュー・感想・評価
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レビューそっちのけで、オレのMichael PARTII
2019年に世界興収9億ドル超の歴史的大ヒットとなった「ボヘミアン・ラプソディー」の製作グレアム・キング氏が、それを受け、マイケル・ジャクソン映画化権を取得。2022年にライオンズ・ゲートが正式発表。なるほど、つくりはよく似ている。名プロデューサーは抑えどころをよく知っている。関連作品をみても、割と作り手に寄り添った案件が多いように見えるところも素晴らしい。
「Michael/マイケル」
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Michael Jacksonの遺産管理団体(Michael Jackson Estate)が全面的に協力したこともあり、公式公認のアーティスト・ポートレート的なものとなっている。歴史検証することが目的ではなく、「父親の束縛からの脱出、個人としての成長」、「なぜ世界中の人々がマイケル・ジャクソンに魅了されたのか」を、音楽とパフォーマンスを中心に描くことを優先した作品にとどめた結果になることはそれはそれでいい。幼年期のfeathery-timbred tenorなボイスを余すところなく再現し、ダンスシーンも素晴らしい。
特に父親役の「当時あるある」のしっかんと虐待の絶妙なバランスと演技、表情が最高だった。だが、本作の、ドキュメンタリーではない、劇映画としての見どころはある意味ここだけかもしれない。
さらに、「King of POP」たるMichael Jacksonを描くには、もう一つ、大きな光となる部分を描かないことには、もし仮に、今後「暗」の部分を描くことになろうとしても、「個人的な側面」だけをフィーチャーした本作だけでは不十分だ。
その光とは、Michael Jacksonという人物を語るうえで、彼の芸術家としての成長を理解する重要な要素とは、「他のミュージシャンとの交流」である。
本作の制約は分かる。暗の部分もそう描けないのもわかる。だが前述の通り、本作のプロデューサー、グレアム・キング氏は「ボヘミアン・ラプソディー」の実績がある。QUEENのFreddie Mercuryとマイケルは交流があった。細かい話は置いといて、QUEENのアメリカ進出への大きな橋渡しとして大きく貢献している。
ここはひとつ、グレアム氏にもうひと踏ん張り、ミュージシャン・ユニバースなるものを立ちあげて、
「Michael/マイケル PARTII」
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周知のとおり、「We are the world」については、全く描けていないし、Paul McCartneyとの関係や、もう一人の「Queen」of POPのMadonnaとの交流も彼にとって、いやむしろMadonnaにとって、重要なエピソードだ。
ただし、これだと、単なるドキュメンタリー映画になってしまうので、その辺、頑張ってもらって、「The Godfather PARTII」のように、時系を交互しながら、その「光」を描いたうえで、「暗」も等しく描いてほしいところだ。
1996年のPULPのJarvis CockerがマイケルのEarth Songのステージに乱入した、自分を救世主(キリスト)のように見せる演出も「光」でもあり、「暗」でもある。
1995年、アルバム『HIStory』が制作された頃、マイケルは人生で最も苦しい時期で、児童性的虐待疑惑、メディア報道、タブロイド紙からの激しい攻撃もあわせて、人種差別や偏見への怒りをぶつけた「They Don't Care About Us」。
ぜひ映画で、今この時代に、思いを馳せたい。
オレは「レジェンド」という単語が嫌いだ。特にミュージシャンには。マイケル自身、そしてその交流関係のミュージシャンも唯一無二の存在である。そしてこの世を去ろうとも、いつも聞いている。「だからこそ」劇映画はパチモンに見えようが、モノマネに見えようが、そんなことはどうでもよろしい。
むしろ、Michael Jackson Estateから離れて、本人の楽曲は全く使われなくともいいから、「パチモン」だらけの「ユニバース」が見たい、と言ったら暴論だろうか。(だとして、
「They Don't Care About Us」が映画館で聞けないのは嫌だな)
これは伝記音楽作品ではない、マイケル・ジャクソンのライブビューイングだった。
これはもはや身体を動かすなという方が無理のある話。
むしろ大人しく座っている方が失礼なんじゃないかと思うほど、この映画はただの音楽伝記作品ではない。
マイケル・ジャクソンのライブビューイングだった。最高。
公開前から大きな話題となっていたのが、主演を演じるのがマイケルの実の甥、ジャファー・ジャクソンだということ。
とはいえ、血縁者だからといってマイケルになれるわけではない。
同じ人間ではないし、マイケル並みの歌唱力やダンススキルを持っているかどうかも別の話だ。世界中に熱狂的なファンがいる叔父を演じるプレッシャーは計り知れなかっただろうし「こんなのマイケルじゃない」という声を受ける覚悟も、きっとあったはずだ。
しかし、映画が始まり、ジャファー・ジャクソンの第一声を聞いた瞬間「マイケルだーーーーー!!!!」と驚き、ひっくり返りそうになった。
あのマイケル特有の、優しく高く、小さな声で話す独特の話し方が本当によく似ている。以前ジャファー本人のインタビュー動画を見た時はまったく声の印象が違ったので、相当な時間をかけて話し方や癖を研究し、身につけたのだろう。その努力が最初の一言だけで伝わってきた。
そして何より圧巻だったのが、ダンスと歌唱シーン。
私は熱狂的なマイケルファンではないので、細かな再現度までは正直わからない。長年のファンからすれば描かれていない部分や物足りない部分、美化されていると感じる部分もあるのかもしれない。
それでも私のような知識の浅い人間からすると、ジャファー・ジャクソンの並大抵ではない努力と演技には、ただただ圧倒されるばかりだった。まるで本物のライブを体験しているような感覚になり「マイケルの音楽って、本当に色褪せないんだな」と改めて実感した。何十年経っても人を熱狂させる音楽には、やはり魂が宿っている。
一方で、富も、才能も、名誉も手に入れながら、それでも決して満たされることのなかった彼の心の枯渇や、父親に管理され続ける閉塞感も丁寧に描かれていた。
自分の人生の主人公を他人に奪われることほど、苦しいことはない。
だからこそ、自分の人生を自分の手に取り戻そうと決意し、勇気を出して籠から飛び出したあの瞬間には思わず涙が出た。
最後に、この映画を鑑賞中、ラストのクライマックスのライブシーンでまさかの地震発生。
あまりにもタイミングが良すぎて、最初は「ついに無意識に自分がリズムに乗って身体を揺らしてしまったのか?」と思った。次に「後ろの人が踊り始めたのか?」と思った。しかし違う。隣の先輩のスマホに「地震速報」の文字が光っているのが見え、「地震かー!」とようやく気づいた。
そこからは劇場全体がゆらゆら4DX状態。
クライマックスのライブだけは満喫しきれなかったので、それだけが心残りになった。
今度は地震のない日に、もう一度あのライブを浴びに行きたい。
マイケルの人生を追体験
マイケル・ジャクソンの曲は知っていたので、この機会に観てみました。伝説の歌手になった経緯だけでなく、彼の人間らしさにも触れられる作品になっていました。
マイケルがジャクソン5からソロデビューへ転換し、挫折から立ち直るまでの人生を追体験しているみたいでした。幼少期から父ジョセフの厳しい指導を受け、家族のブランドを守るように言われてきた光景に心を痛めました。
他にも、彼が動物好きなのが意外でした。友人が少ない代わりに、ペットの領域を超えて本物の友達のように接していた様子に驚きました。
そんな彼は父のプレッシャーに苦しみながらも、自身の高い想像力を活かして曲作りに没頭しました。時には、バックダンサーの協力も得てMVも制作しました。私はエンタメの舞台裏を知るのが好きなので、数々の名曲が生まれた背景が細部まで描かれることで、「この曲はそうやって作られたのか!」と興味津々で見入りました。
あと、ジャファー・ジャクソンの演技にびっくりしました。マイケルの実の甥ということもあり、マイケルを見事に演じていました。まるで当時の彼が宿っているように感じました。
今回はドルビーシネマで観ました。ドルビーアトモスで聴く『ビリージーン』や『スリラー』は痺れるぐらい圧巻でした。立体音響の効果によって、自分も撮影やライブに参加しているような臨場感でした。
観終わった後、しばらく脳内再生が続きました。
なぜマイケルの伝説が今も語り継がれるのか、その理由を改めて実感できました。華やかな成功の裏側で家族との葛藤や孤独、沢山の苦労と向き合いながらも、音楽を愛し続けた姿に胸を打たれました。だからこそ、世界的なポップスターになれたことに強く惹かれました。
どうやら続きがあるみたいですが、次はどんなエピソードが描かれるのでしょうか?もし続編ができたら観てみたいです。
4DXじゃなくていい。いや、むしろ4DXはやめとけ!
何を血迷ったか「どうせなら4DXで観よう」と選んでしまった。
ドラムに合わせてお尻が響く。盛り上がりにかけてどんどん激しくなる。風が顔にあたる。うん、集中して音楽聴けねえ・・・笑
せっかくの設備だから何か動かさないとでも思ったのか、家族を乗せたマイクロバスの動きに合わせて動くシート。この、4DXの無駄づかいがあ!
4DXは歌やダンス映画には合わねえ、ということがよ~くわかった。
内容としてはマイケルがあまりに聖人過ぎて、親近感がわかない。もっと泥臭いところや嫌らしいところをみせて「人間マイケル」を見せて欲しかった。
脚本も単調。両親やボディガードなど登場人物の描写が平板。兄たちに至っては全くそれぞれを描かれていなくて、マイケルの顔のない供え物でしかない。このあまりの単純さがもったいない。同じ製作陣だからか『ボヘミアン・ラプソディ』と雰囲気は似ていたが、こういった点で感動のレベルは大きく違った。4DXで集中できなかったからかもしれないけれど。。
えっ、ここで終わるの?……と思ったら、やっぱり続編があるのね。
「Heal the World」「You Are Not Alone」「We Are The World」などバラード系をぜひ観せてほしい。
あの奇跡に再び立ち会える
この映画の魅力はこのタイトル通りだと思うのですが、ニュアンスが伝わるでしょうか。
再現するより本人の映像を流せば良い、などとこういう場合はよく言われる。確かにルックスは違う。ダンスのキレは本人に勝てる筈は無い。でも、そうじゃないんです。「マイケルにまた逢える」とか、そういうことじゃないんです。記憶を消してもう一回見るってのが、ちょっとだけ近い気がする。マイケルを初めて見た、初めて出逢った、そして輝き、奇跡に立ち会った、その瞬間を味わったような感覚が、この映画の魅力だと思うんです。
「本人と明らかに違う」と書いたけど、実の甥のジャファー・ジャクソンさんは実に素晴らしかった。プロモーションの広告や初見は確かに違って見えた。でも映画が進むにつれ、どんどん「マイケル」になっていく。ダンスのキレも、表情、口調、あの削りきって研ぎ澄まされたスタイルも、もう本人にしか見えない。
映画の流れも素晴らしかった。素晴らしいていうか嬉しかった。オープニングは「Wanna Be Startin' Somethin'」が鳴り響き、最後は「Bad」で締める。これ、初めて来日した日本のライブの開幕と締めくくりと同じだったはず。あれは子供の頃にテレビで見ました。感動しました。あのライブが再現されたかのようで嬉しかった。コアな情報は知らないので、この映画の話の通り、なんらかの葛藤があったのかも知れないけど。
ライブの映像も凄かった。ファン達の熱狂振りもそのまんま。あの埋め尽くす観客はCG無しでも可能でしょう。みんな喜んで集まり、演技指導無く、普通に熱狂できたと思う。
当然、続編が来るでしょう。いろいろあったから、もっと辛い話になるのかな。でも再び「マイケル」を体感できるなら、私は喜んで見に行きたい。流石は「マイケル」、逝去しても尚、世界を踊り、世界を踊らせる男。また世界をぶん回してくれることを期待して待ってます。
マイケルの輝きと自立までの葛藤、受難の影
事前の宣伝だけ見ていると、マイケルのスターとしての輝きにフォーカスする作品という印象があり、人間ドラマの部分への期待値は下がっていた。だが蓋を開けてみると歌とダンスがみっちり詰まった映画の骨格に、父による英才教育と抑圧、それに抗う息子の孤独と葛藤の物語があった。
オープニングの作りは、いきなり映画「ボヘミアン・ラプソディ」を想起させる。クライマックスで描かれるライブの本番直前、舞台袖でジャンプする主人公。このちょっとしたオマージュ(かどうか知らないが)、ライブシーンは気合い入ってますよ、という予告として受け止めた。
直後に始まる子供時代。いきなりのスパルタレッスン。ステージパパ・ジョセフのことをよく知らなかったのだが、子供時代から兄弟で活躍してるんだからそりゃこういう親がいるよなあ。このジョセフが息子に対してかける圧が、マイケルが成人した後まで続いていって、見ているだけで息苦しい。
確かに幼いマイケルの才能を見出し、鍛えたのは彼であり、その慧眼がマイケルを世に送り出したという側面があることは否めない。ただ一方でジョセフはマイケルを、自分の夢を実現するための道具のように扱っていたようにも見えた。
黒人貧困層としてのハングリー精神、暴力を躾と言って憚らない当時の価値観、成人しソロで成功したマイケルになお父親風を吹かせコントロールしようとした支配欲。そんなジョセフの影が終始マイケルの心にのしかかっているのが、見ていて怖かった。ジョセフが剃刀やシガーカッターを持っているだけで何故か恐怖を感じたほどだ。コールマン・ドミンゴの醸し出す、ジョセフの生い立ちまで感じさせる存在感に圧倒された。
子ども時代のマイケルを演じたジュリアーノ・ヴァルディの芸達者ぶりにも驚いた。彼は元々、マイケル・ジャクソンなりきりパフォーマンス動画によってインスタグラムで46万人超のフォロワーを持つ有名人らしい。子どもマイケルの演技は初めてで今回勉強したというが、大人顔負けのパフォーマンスについ見入ってしまった。
そしてジャファー・ジャクソンの登場。ビジュアルの寄せ具合は、予告映像で既に繰り返し見たので初見の時ほどの驚きはなかったが、映画本編でしっかり聞いてみて改めて声もよく似ていると思えたし、何より、はにかみがちな笑顔に漂う品性がよく似ていた。
当時からの熱心なファンなら、マイケルと彼らの違いが気になるのかも知れない。だが個人的には、それなりに違いを感じる瞬間はあったものの、そこにネガティブな印象はなかった。物真似を見るための映画ではないし、彼らの歌やダンスには気持ちがこもっていてマイケルへの敬意が感じられたからかも知れない。
むしろ、ジャファーたち自身の個性もにじむパフォーマンスに好感を持ったし、それでいてマイケル本人に見える瞬間があってドキッとさせられたりもした。
煌めく原石だったマイケルが、プロとして舞台に立つことでその輝きを増し、才能を磨いて発光するようなオーラのアーティストになってゆく様は、やはりわくわくする。ショートフィルムの舞台裏やパフォーマンスの再現もとても楽しいし、彼の凄さが改めてよくわかった。
強烈な光が濃い影を生むように、彼の孤独や葛藤、受難の予感も彼の歩みを追ってくる。
アーティストとしては恵まれているがひとりの子どもとしては不幸とも言えるその生い立ち。邸宅ネバーランドの発想の原点。鼻の整形。尋常性白斑の兆候。彼を死に導く鎮痛剤常用のきっかけになった、CM撮影での事故。
私たちはそれらの中に悲劇の伏線が張られていることを知っているから心が痛む。既に予定されているという続編では、悲しい未来も描かれるのだろうか。
そんな予感をはらみつつも、今回の物語は父親との決別で幕を閉じる。マイケルを守るようジョセフから厳命され、静かにマイケルを支え続けたボディガードのビルが、最後にジョセフから彼を守る場面は、解放感と特異な親子関係の悲しさとを感じ、複雑な気持ちになった。だが、ひとりの人間としてもアーティストとしても、マイケルにとっては前進のために必要な一歩だったに違いない。
そんな彼の物語のラストを飾るのが「BAD」。置かれた環境に甘んじず、自分の力で悪循環を断ち切り自らの可能性を追い求める、それが真にとがっていてカッコいい生き方。そんな歌詞がこの時のマイケルに本当によく合っていて、パフォーマンスの素晴らしさも相まって高揚するクライマックスだ。
本作で省かれた事実や人間関係、ネガティブとされる要素の扱いについては否定的な評価もあるだろう(未成年に……という件は濡れ衣だが)。ただ、マイケルの創造した作品とそのルーツ、彼の内面、パフォーマンスの素晴らしさを万人向けな形で振り返るという切り口で考えれば、キャスティングも曲もエピソードの選択も、映画という枠の中で最善が尽くされていると感じた。
マイケル・ジャクソン、その生涯 ー 光と影「其の一 光の章」
洋楽、洋画音痴の私でも、知っているその名前と楽曲。記憶に残るのは、ムーンウォークを華麗に披露する彼の映像だ。本作は、多くのアーティストの憧れとなり、時代のアイコンとなった圧倒的スター、マイケル・ジャクソンの半生と、彼を取り巻く家族の確執を描いている。
まず驚くべきは、その圧倒的な再現力だ。多くの人が称賛するその再現性は、実の甥であるジャファー・ジャクソンなくしてはあり得なかった。本作が初出演とは思えない演技力で、作品に魂を吹き込んだジャファー・ジャクソンは、2年もの準備期間中、血の滲むような努力で歌やダンスを練習したという。
映画が始まって間もなくは、「あれ?あんまり似ていないのでは?」と思えたが、これが不思議と、ストーリーが進んでいくうちに、どんどん本人そのものになっていく。
伝説のロックバンド「クイーン」のカリスマ的ボーカリストであるフレディ・マーキュリーの半生を描いた、2018年公開の大ヒット伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』を彷彿とさせた。製作(プロデューサー)は、同じくグレアム・キングだったのね😳
本作が『ボヘミアン・ラプソディ』と明らかに違うのは、そのストーリー構成だ。後者が1本の作品の中に、その伝説の光と影を両方詰め込んだのに対し、本作はその煌めく生涯の光の部分、前半生にのみ焦点を当てた。それが逆に良かったと私は思う。
あなたは、特別。
光を与え続ける存在でありなさい。
常にマイケルの味方であり続け、彼の才能を認め、応援し続けた母親の存在は、彼の生き方の母体となっている気がする。そして、早くに彼の才能を見い出し、時に厳しすぎる教育で彼を苦しめ続けた父親の存在も、天才マイケル・ジャクソンを語る上でなくてはならない存在だ。
今後、彼の生涯の後半生が作品になるとして、どのような描かれ方をするのかはとても興味深い。観たいし、きっと観に行くだろう。
でもどうか、目を伏せたくなるような、重苦しいだけの話にならないよう、心から願いたい。
本作はDolby Atmos音響での鑑賞。
これぞ、Atmosで鑑賞すべき映画です🎬
一目瞭然!カッコいい
冒頭から最後まで、懐かしい音楽達がきらきら光る。
Michaelのエネルギーが集中して弾けて星となる。
Michaelとジャファーのシルエットがとてもよく似ていて…。甥っ子とはいえ、よくここまで似ますね!脱帽です
そう。優しい語り口がすごく似ていて、Michael本人と錯覚する
ダンサブルなナンバーが続いてもはや、歌いたくなる、ああ!口パク鑑賞(笑)
子供の頃のMichaelじゃないけど、つい体がビートを刻んでしまいそうになりました。
約2時間があっという間でした。
もっと見たい!もっと見せてくれ!!と、少し物足りない。。。
近所にIMAXがないので、せっかくの機会、遠〜〜くまで観に行きました。
胸に来る重低音、美しい映像、IMAXで見て本当に良かった。
IMAX特典のポスターも頂けてホクホクでした
彼の曲は今聴いても色褪せない
新しく、カッコいい、踊りだしたくなる
帰りの車も、家についてからも家族各々でずっとMichaelの曲を口ずさんでました。
すごくカッコよかったですよ!
是非劇場で!
マイケルという熱狂を体感する
いわゆる伝記映画の製作には途方もない労力を伴う。特にマイケル・ジャクソンのような時代の寵児についてだと、ちょっとした描写がすぐさま訴訟問題になりかねない。その点、ローガン(脚本)やフークア監督には、描ける部分と描けない部分との、まさに針の目に糸を通すような物語構築が求められたはずだが、それでもなおマイケルの半生(全てではないが)がヴィヴィッドに伝わる一作に仕上がっているから驚きだ。そこには映画でしか描き得ない心象模様が刻まれ、とりわけ幼い頃からの「家族」を巡るあれこれは物語の重要な柱となり得ている。名盤の誕生過程やMV製作の裏側、そして熱狂的なステージの再現性にも注目したいところ。マイケルという人間を紐解き、豊富な楽曲、歌唱、ステップを堪能できる127分間は、同時代を知る人にとってたまらないものがあるはず。ドラマの狭間で点描されるマイケルを警護するビルとの絆にもどこか心打たれるものがある。
ヒットソングを聴きながら、見ながら自然に足がリズムを刻んでいた
描けなかったこと、または、描かなかったことに対して、どう感じるかは、映画『Michael マイケル』に何を期待するかにもよるだろう。いずれにせよ、ツッコミが足りない部分があることは否めない。世界のミュージックシーンに一際光輝く足跡を残し、同時に、様々なリアルライフ・ドラマも人々の記憶に刻んで、あっと言う間に旅立った"キング・オブ・ポップ"の伝記映画が、そう簡単に作れるはずはないのだ。
キーとなる物語は、ファミリーを優先するあまり、マイケルのソロ活動を阻止し続けた父親、ジョセフの呪縛から、いかにしてマイケルが逃れようとしたか。コールマン・ドミンゴの灰汁が強い熱演によって、父vs息子の確執は成人したマイケルを演じる甥のジャファー・ジャクソンの控えめな演技とも相まって、ジリジリするようなもどかしさがある。
しかし、この映画で克明に再現されるマイケルの伝説的なパフォーマンスに触れることで、いつしか、MTV黎明期に洋楽の楽しさを映像込みで楽しんだ自分は、結論を言うと、大満足であった。期待していたヒットソングがジャファーのダンスと共に蘇る度に、試写室の椅子の下で足が自然にリズムを刻んでいたのだ。
マイケルと言えば、突然の訃報を受けてキャンセルされたロンドン公演のリハーサルに密着したドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』('09年)が思い出される。あの時は、リハーサルではなく本番が見たかったと悔しがる熱烈ファンを尻目に、リハーサルでしか見られない舞台裏に興味津々だった自分がいた。マイケル・ジャクソンのすべてを映像に残すことは過酷なだけに、映画関係者に託された使命なのかも知れない。
とりあえず、『バッド・ワールド・ツアー』以降に起こったあれこれを描くはずの続編に期待したい。
音楽伝記映画として異例の続編製作へ
本作のプロデューサーを務めたグレアム・キング氏への映画.comによるインタビュー記事を担当した。映画の理解がより深まる話を聞けたので、関心のある方は本編鑑賞後にでもご一読いただければ。
さて、本国アメリカをはじめ既に封切られた各国では、本作がマイケルの性的虐待疑惑に触れていないことへの批判も出ており、気持ちもわからなくはない。ただし、製作陣も最初に撮ったバージョンでは疑惑について描いていたものの、告発者との和解条項に映画等での言及を禁じるものが見つかったため、相当部分のカットと再撮影を余儀なくされた経緯は知っておくべきだろう。そのことを念頭に置いて観ると、父親から虐待された経験や、入院先で出会った児童たちとの親交など、いくつかのエピソードが将来のそうしたスキャンダルの伏線として配置されたことに気づくはず。
ともあれ、父ジョセフの厳しい指導のもと歌とダンスの才能を伸ばし、ジャクソン5のリードボーカルとして幼くして成功を手にしてから、父との確執を経て完全にソロアーティストとして独立、1988年の「バッド・ワールドツアー」のステージまでの前半生(より正確には50年の生涯のうちの約30年)を、公私のエピソードをバランスよく配しつつ魅力的に描き出すことに成功している。マイケル・ジャクソンは自伝も出版しているし、大ファンなら既知の話も多いかもしれないが、私も含めヒット曲をよく聴いた程度のライトな洋楽ファンから、マイケルのことをほとんど知らない若い世代まで、名曲の数々と唯一無二のパフォーマンスの裏にあった人生のドラマを興味深く鑑賞できるだろう。
そして、キング氏がインタビューで語っていたように、カメラの位置やアングルまで徹底的にこだわって撮影したステージシーンの没入感がまた格別だ。米国などでは若い観客が一緒に歌い踊って楽しんでいるというのも納得。日本でもロングランヒットになれば、歌詞字幕付きの参加型上映が実施されるのではなかろうか。
最後に、レビュータイトルでも書いたように、製作・配給に名を連ねるライオンズゲートが続編の準備を進めていることを5月に発表している。伝記映画に範囲を広げるとイワン雷帝やチェ・ゲバラなど2部作以上で作られたケースはいくつかあるが、音楽伝記映画としてはおそらく史上初になるはず。またDeadlineの報道によると、ライオンズゲート幹部は、権利問題で初期バージョンからカットされた相当部分が、「Michael マイケル」の続編の25~30%を構成する見込みと語っている。権利関連の交渉次第では、マイケルの後半生のスキャンダルについても何らかの形で描かれるのかもしれない。
「映画」であって欲しかった
ほぼミュージックビデオでした。映画ではない。
ミュージックビデオなら本物のマイケルを見れば良い。それを超えるものは無いのだから。
あまり突っ込むとデリケートな部分の多い人物である。だから描けないのも分かるのだが、それにしてももっとストーリーとして仕立てる事はできなかったのか?白斑や整形に触れているだけでも頑張った方なのかもしれないが、しかしそれも事実として少し触れたに過ぎず、物語的に昇華できていたとは言い難い。
音楽だけでなく内容的にも目を見張るものだったボヘミアン・ラプソディとは天と地の差でした。
普通の経験を持たない男
映画はジャクソン5のデビュー直前から始まり、3作目のソロアルバム「BAD」発売後、1988年のソロ初のワールドツアーまでを駆け足で描きます。
特に焦点となるのは、父子関係です。音楽好きの貧しい労働者である父ジョゼフと天賦の才を与えられた息子、マイケルの確執を描きます。
父は幼いマイケルの心と身体を虐待します。成人し、音楽的成功を得た後も「家族の絆」を盾にマイケルを縛り付けようとします。
一方マイケルはモータウンのベリー・ゴーディ、ボディガードのビル・ブレイ、弁護士のジョン・ブランカという3人を味方につけ、チームプレイで父に対抗します。
父がいなければ、ジャクソン5もマイケル・ジャクソンも存在しない。でもいつまでも父の支配下にはいられない。父と息子の確執はどちらかが死ぬまで続くのでしょう。
同じモータウンの先輩であったマービン・ゲイも、幼少時に父から虐待を受けており、最後は自分がプレゼントしたピストルで父に射殺されるという悲劇に見舞われました。
10歳から死ぬまでショー・ビジネス界のトップランナーとして走り続けたマイケル・ジャクソン。普通のひとが普通に経験する普通のことをほとんど知らなかったのではないかと思います。心を開けるのは母と、ペットの動物と、かわいそうな人達だけ。彼は他のロックスターたちみたいに、仲間とドラッグやアルコールにふけったり、ファンの女性に手を出しまくったりはしません。本作の中の彼は実にクリーンな存在です。孤独で、子供の心を持った、特殊な天才の姿を本作は見せてくれました。
ステージの上では光を放つ彼も、ステージを降りれば一人の男です。父との葛藤のみならず、異常とも言える聴衆の熱狂や巨額な音楽ビジネスやゴシップ好きのマスメディアに囲まれ、心が休まる暇はなかったのではないでしょうか。そして亡くなった後ですら、こうやって伝記映画が作られ、未来永劫こすられ続けます。彼の映像を観ることはできますが、本当の彼の心の内はだれも知りません。
音楽史上に残る成功の陰には、普通の経験を持たない男の悲しい心がありました。本作はそんな複雑な天才エンターテイナー、King of Popの表面だけをヒット曲に乗せて駆け足で見せてくれます。
ジュリアーノ・クルー・ヴァルディ(幼少期)とジャファー・ジャクソンの2人の歌と踊りの熱演は見応えありました。
マイケル・ジャクソン(1958‐2009、享年50)
アメリカ合衆国・インディアナ州ゲーリーの貧しいアフリカ系家庭で、父・ジョセフ・ジャクソンと母・キャサリン・ジャクソンの五男として生まれる。
父、ジョセフ・ジャクソン。音楽好きの労働者。
母、キャサリン。デパートのパートタイム従業員。
長男、ジャッキー。ヴォーカル(テナー)、タンバリン。
次男、ティト。ヴォーカル(バリトン)、リード・ギター。
三男、ジャーメイン。リード・ヴォーカル、ベース。
四男、マーロン。ヴォーカル、タンバリン
五男、マイケル。リード・ヴォーカル、パーカッション。
六男、ランディ。ヴォーカル、コンガ、キーボード、シンセサイザー、ベース。
姉、リビー
姉、ラトーヤ
姉、ジャネット
1969年:ジャクソン5としてモータウンからメジャーデビュー。デビューから4曲連続で全米チャート1位を獲得。
1971年:ソロデビュー。
1975年:モータウンからエピックへの移籍に際して、ジャーメインに代わって末弟のランディが加入、ジャクソン5からジャクソンズへ。
1978年:エピックからソロデビュー。
1979年:クインシー・ジョーンズを共同プロデューサーとして迎え、移籍後初のソロアルバム『オフ・ザ・ウォール』をリリース。全米で1000万枚を売り上げる大ヒット。4シングルが全米トップ10に入るという史上初の偉業。ソロとして初のグラミー賞も受賞。
1982年:2作目のソロアルバム『スリラー』をリリース。本アルバムは、推定約7,000万枚以上を売り上げたとされており、ギネス世界記録において「史上最も売れたアルバム」として認定。
1984年:ペプシの広告撮影において、頭部に火傷を負う。頭部の皮膚の深くにまで至る傷が残った。この事故をきっかけにマイケルは鎮痛剤中毒に陥る。
同年7月、5枚目となるジャクソンズのアルバム『ヴィクトリー』をリリース。「ヴィクトリー・ツアー」終了を機に、マイケルはジャクソンズを脱退。
1987年:クインシーとの最後の共同プロデュース作品となる第3作『バッド』をリリース。本アルバムの販売数は3000万枚から4000万枚に達したとされている。ソロ初のワールドツアー「バッド・ワールド・ツアー」をスタート。
1989年:ジャクソンズ解散
1988年:豪邸「ネバーランド・ランチ」に引っ越す。
1991年:4年ぶりとなる新作アルバム『デンジャラス』をリリース。
1993年:ジョーディ・チャンドラーに性的虐待の訴訟を起こされる。
1997年:ジャクソン5として、ロックの殿堂入りを果たす
2001年:ソロ・アーティストとして史上最年少でのロックの殿堂入りを果たす
2001年:生前最後のスタジオ・アルバムとなる『インヴィンシブル』をリリース。全米1位は獲得したものの、最終的な売上枚数は1,000万枚程度と、従来の作品と比べて伸び悩む。
2003年、ギャビン・アルビーゾへの性的虐待疑惑で逮捕される。マイケル・ジャクソン裁判として全世界の注目を受ける。
2005年6月、裁判のすべての起訴事実に関して、無罪が言い渡される。
2009年、マイケル死去。享年50。R.I.P.
唯一無二のフォォォォオ
私が好きになった知ったのは映画では語られなかった時代からなので、記事やらでしか知らなかったマイケルを知ることができて楽しかったです。
バブルスくんが登場したとき何となく客席が和みました。
父親が作中では良い感じの役割で物語を面白くしていますね。
続編では誰がこの役割を担うんだろか。
私自身はライヴが大好きで、田舎住みなのに毎週神戸大阪へ誰かしらのライヴに参戦しています。
マイケルのライヴは生で観たかったなぁ。
でもこんな感じで疑似体験させてくれて、音楽好きには堪らない時代です、ありがとう。
残念だったのがボヘミアンラプソディと構成一緒?似すぎ?ですね。
製作陣が同じだとしても、少し捻りほしかった。
木下グループ配給なのに直営のキノシネマは一日一回しかしてなくて謎。
近所の映画館では一日中してるのに、、、
最近マイケルファンになってから観た者として
最近YouTubeでマイケルの動画がおすすめに出てきたのをきっかけに、ファンになった者です。
だからこそ、この映画をとても楽しみにして観に行きました。
彼の音楽性やダンスの圧倒的なクオリティ、唯一無二のエンターテインメント性はもちろんですが、何よりマイケルのプロ意識の高さに尊敬の念を抱いています。
一方で、私が特に興味を持っていたのは、彼の人間性や思想、信仰です。
悩みや孤独を抱えながらも、その中に希望や愛、赦しのようなものを持ち続けていたのではないか――そんな部分に惹かれていました。
ただ、映画ではその側面をあまり感じることができず、そこは少し残念でした。
実際の本人の映像やインタビューにはすでに何度も心を動かされていたので、それを超える感動には至らなかった、というのが率直な感想です。
ダンスの演技からは大きな努力を感じましたが、個人的にはどうしても「マイケルを演じている人」という印象が強く、映画の世界に没入しきれませんでした。
それでも、映画館の音響で彼の音楽を体感できたことや、幼少期について改めて考えるきっかけになったことは、とても良かったです。
そして何より、この映画をきっかけにマイケルが再び話題になり、新たに彼の音楽に出会う人が増えること(自分もその一人だった)は本当にうれしく思います。
映画制作に携わった皆さんにも感謝しています。
観に行けてよかったです。
マイケル・ジャクソンの「人となり」が上手く表現できていると感じた
色々と賛否両論があるけど、私は楽しめた。
出だしは、アップめのカット割りが気になり、まるでテレビドラマだな、と危惧したが、音楽シーンになるとキレがあり素晴らしかった。
まあ、色々と気になる点はあるが、ライブシーンの素晴らしさや、マイケル役の甥っ子のジャファー・ジャクソンのダンスのキレの良さは、まさしく見る価値あり。(本物よりちょっと太いけね)
マイケル・ジャクソンの「人となり」が上手く表現できていると感じた。見ながら「なるほど〜」と納得した。
私は、「ラストエンペラー」を思い出した。どちらも事実や史実とは違う部分は多いが、主人公の思い(気持ち)をリアルに表現できていたのでは?という点で。
(ピュアで、傷つきやすく、繊細で、でも博愛の気持ちに溢れていたことなど)
まあ、色々と権利問題などがあって、撮り直しをしたとか。もう続編の制作が決定したとか。
でも、絶頂期で終わる今回のが、いい終わり方なのかもとも思う。
この映画を見てから、サブスクでマイケルの歌ばかり聴いている。
バブルス
今年の映画No.1 満足度99%!
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